だからぼくはコンビニの売れ残りを買う | いつまでもアフタースクール
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だからぼくはコンビニの売れ残りを買う

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こんにちは、ぶんたです。 ぼくは夜のコンビニでよく何かを買います。
何かを買います。そう、何か。 何を買ってるかはぼく自身よくわかっていません。ただ、酔った時も買いますし、ぼーっとしてる時も買いますし、真面目な時も買います。とにかく買うんです。 しかも必ず、残り1個しか無いものを買います。他に欲しい物があってもそれだけ買います。最後の1個を買います。 ぼくの中ではほぼ無意識的に買うんです。それがなぜなのかはぼくにとっては明確なんです。初投稿はそんなお話。

売れ残りに思うこと

売れ残りと聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか。「売れなかったんだね」「もう少しなのにね」「あとひとつ仕入れを少なくすればよかったのに」こんな感じの感情かなってぼくは思います。残酷すぎませんか。違うんですよ、もっと感じてください。売れ残りの気持ちを。別に彼らのせいで売れ残っているわけじゃないんです。コンビニの商品ですよ。均一に並べられた商品なんです。その横に並んでいるものも後ろにあるものも前にあるものも品質や状態は一緒なんですよ。じゃあなぜ売れ残ったんですか?運ですか?いいえ、そうじゃない。ぼくはそんな世界が本当に嫌いだ。

理不尽な世の中を作ってはいけない

少なくともぼくはそう思ってます。「たかが売れ残りじゃねえかよ」って思うかもしれません。そうですよ、あなたにとってはたかが売れ残り。じゃあ売れ残りの気持ちを考えましたか?売れ残りになったことはありますか?あなたが就活の面接の対策をし、友人と一緒に切磋琢磨しながら、企業の面接を受けたとしましょう。あなたは落ち、友人は受かりました。あなたはなんですか?売れ残りじゃありませんか?そうです、あなたは売れ残りなんです。同じ訓練をし、同じ勉強をして、同じ面接の練習を経て、あなたと同じレベルの能力を持った友人はたまたまあなたより一人分先に面接を受けただけだったとしましょう。それでも友人は受かり、あなたは受からなかった。じゃあこの違いは何ですか?運ですか?そんなもので済ませていいんですか?あなたは本当に売れ残りなんですか?

平均化が生んだ理不尽な世界

コンビニの商品は本当に「均一」「平均」を貫いています。誰にとってもそこそこ美味しい、それがコンビニの商品です。ぼくは毎日家の近くのファミリーマートを使います。毎日の様に、飲み物を買い、昼飯のお弁当やパン、おにぎりを買います。どれを取っても味は変わりません。そう、変わらないんです。夜にもう一度ファミリーマートに寄ります。今朝、ぼくが手に取ったパンの横にあった同じ種類のパンがたったひとつ残っています。これはなんですか。売れ残りですか?ぼくが今朝たまたま右にあった同じ種類のパンを取ったばっかりに残ってしまった売れ残りですか?同じですよ、同じものなんです。たまたま隣のパンが取られたから残ってるんですか?そんな世界、いい加減にしませんか。だからぼくはそのパンを、たったひとつ残ったパンを買うんですよ。

ぼくが社会に出て感じたこと

社会に出るための風潮が本当に嫌いです。嫌いだし、気持ち悪い。大企業の内定を勝ち取るためにみんなが同じ事をして、同じ講座に行き、説明会に行き、そうやって少しずつ「平均的な感覚」を積み上げています。それでいいんですかね。もっと個人を大事にしませんか。ぼくはそんな当たり前が本当に嫌いです。大嫌いです。でもだからこそ、わからなくてはいけないんだと思います。彼らがそうする理由を。もっとしっかり理解しなきゃいけないんだと思います。それがレールを外れた人の役目であり、意見する人の義務だと思います。だからぼくが今、代弁するつもりでこの記事を書いています。 ぼくはコンサル収入がメインです。ぼくのコンサルは経営者向けのコンサルではありません。組織全体の統一を念頭に置いたコンサルがメインです。まず始めに、経営者の意見をしっかりと聞き、戦略を構築し把握する。そこに意見を投げ打つのが普通のコンサルでしょう。でもぼくはそうはしません。なぜなら理不尽だと思うからです。自分が社員ならそんな赤の他人に決められた方針で納得しないと思います。労働者運動だって企てるでしょう。だからぼくは、労働者に対して無責任なコンサルティングは絶対にしません。経営者の意見を聞いたら、ぼくは各部署を周ります。時間をかけて現場の意見、特に気持ちを聞きながら周ります。その中で経営陣とマッチングさせられるポイントを試行錯誤して探します。組織は上も下も関係なく全員がしっかりしていないと良い方向には進まないのです。ぼくは絶対的にそう思ってます。 さてこの時点で、ぼくは経営者と労働者と様々な交友をしました。人数は圧倒的に経営者<労働者ですよね。そして、同じような仕事をしている労働者はかなり多くいると思います。少し想像してみて下さい。あなたがぼくと同じく、経営者だけでなく全部署を周って、様々な労働者と接してきたとしましょう。あなたにとって、その労働者は全員「同じ」ですか?違いますよね?すべて「個人」であるはずです。

「個人」を尊重する社会へ

これからはもっと個人を尊重するべきなんです。もっと自分の良さや欠点を公に晒すべきなんです。たった1歩踏み出すだけで、人生はどんどん楽しくなるんですから。自分を卑下しないでください。あなたはコンビニの売れ残りなんかじゃないんです。あなたは誰かと一緒じゃないんです。あなたはあなたです。もっと振り返ってください。もっとあなた自身のことを考えて下さい。主体的になって下さい。それがあなたがあなたでいるべき秘訣です。コンビニの売れ残りにはならないでください。 というのがぼくの主観的な意見です。でもこれだけじゃ片側の視点からしかものを言えていませんね。両者の立場に立って、俯瞰ではなく、2つの主観的な目線で見てみるとします。そうですね、先程述べたのはもっぱら経営者の意見です。新しいバリューを生み出すなんてまさにそうですね。 では労働者はどう考えるか。「生活が大変にならないか」「学業に支障は出ないか」「周りから変に思われないか」ついて回るのはやはり生活のこと。お金のこと。人のことです。1歩踏み出した人にとってはそんなの簡単なことでしょう。何かと理由付けて前進を拒んでるんだと思うでしょう。でもそれはきっと強者の傲慢です。当事者目線で見てみましょう。彼らにはもっと色々な障害があるんです。乗り越えなきゃいけない障害は遠くで見ているあなたにとっては小さく映ることでしょう。壁の前にいる本人の気持ちは実際に隣に立ってみて始めてわかります。だからもっと近くに来てみませんか?あなたを彩る装飾品はすべて捨てて、同じ立場で隣に立ったら何が見えるか感じて下さい。あなたはきっとその時、今日売れ残ったパンの気持ちがわかるはずです。そうしなければわからないはずです。陳列されてしまえば誰だって一緒なんですよ。あなたが今まで生み出していたバリューはたった1枚のビニールの包装に包まれてもうこれ以上ないくらい外に出せなくなるはずです。それと同時に腐敗や、干渉、キズから守ってくれることもあります。そうなんです。良かれと思って、自分を周りの外的要因から守ろうと思ってやっているだけなんです。それが同時に平均化を産み、価値を均し、一定の基準を作り上げてくれたんです。良いも悪いもありません。メリットでありデメリットです。ただの事実です。このたったひとつの事実が、売れ残りや自ら包装紙を破って価値を発信したりする人を生み出しています。 均すこと自体は悪いことではありません。それ自体が全体の基準を底上げして平均という目安を作ってくれます。ただその均されたあとを、もっともっと考えなきゃいけないとぼくは思うんです。商品開発をしている人はコンビニで売れ残ったパンのことを考えて商品を作っているでしょうか。廃棄になったパンがどうなるかを考えて作っていますか。何かを創るということは考えうる限りの全ての影響や可能性を加味して起こすべきだとぼくは思います。今の日本にはその視線が足りない。技術や革新をどんどん進めて、自ら自分自身の首を締めていると思います。売れ残ったパンはどうするのですか?それを無責任と言いませんか?

だからぼくはコンビニの売れ残りを買う

だからぼくはコンビニの売れ残りを買います。売れ残ったものには本当はもっと可能性があったかもしれないんです。もしかしたら隣の同じ商品よりも美味しく出来てたかもしれません。 この前は売れ残って安くなった里芋を買いました。レンジでチンして塩を付けて食べれば最高に美味しいんですよ。そんな少しの手間で里芋もぼくも幸せになれました。それでいいじゃないかってぼくは思います。もっともっと周りに目を向ければ、ありふれた理不尽を変えられると思います。小さく少しずつでも世の中を変えていけるはず。BUMP OF CHICKENが流行ったのは「弱者の反撃」だからだとぼくは思います。ありふれた仕組みの中で、平均化に怯える弱者の心を打ったんです。その気持を忘れたくありません。ぼくはその反撃の手助けをしたいです。本当は強いも弱いもないんですよ。ただの個人であるべきなんです。 ぼくがたったひとつの売れ残りを買ったところで何が変わるかはわかりませんし、たぶん大して大きな変化はないかもしれません。そんなことはわかってます。でも行動しなきゃ、誰かが少しずつでも変えていかなきゃこの先何も変わらないんですよ。だからぼくはこれからも夜になればコンビニで売れ残りを買います。 理不尽でぼくの嫌いな世の中を変えるまできっと売れ残りを買い続けます。