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「家賃を一ヶ月滞納してしまってるけど来月も払えそうにない」
「借金して家賃を払ってる…」
「借金の返済も家賃の支払いもできない」
このように借金苦が原因で家賃の支払いが滞ってしまってる人も多くいるはず。
家賃は毎月の家計の支出の中でも最も大きいものなので、家賃の支払いを一ヶ月しないだけで借金の返済も生活費も余裕を持てるのでつい後回しにしてしまいがちですよね。
とは言え、金額が大きい分一度でも滞納してしまうと、資金集めに苦労してしまうのも事実。
ですが、家賃の支払いは、引き落とし前に「今月は支払いが難しいから◯日まで遅らせてほしい」と管理会社に連絡を入れるだけで催促されずに待ってもらえるのです。
約束した日に支払えないのは論外ですが、連絡さえ先に入れておけば強制退去させられる心配はまずありません。
ということでこの記事では、
- 家賃を支払えないときにあなたがやるべきこと
- どうしても支払えない時の状況に合わせた対処法
- 借金が原因で家賃が払えないときはどうする?
こういった家賃を滞納したときの対処法について紹介します。
目次
知っておきたい家賃を滞納すると生じる4つのリスク
家賃を滞納すると強制退去になる可能性は何となく認識してるはずですが、その他に大きなリスクが3つあるのです。
強制退去と合わせてそれぞれ説明していきます。
連帯保証人に迷惑がかかる
家賃を滞納するとまずは、契約名義人へ督促の電話やハガキが届きます。
ですが、それでも支払いに応じない場合は、連帯保証人の方へ請求がいく可能性も。
当然、連帯保証人の方にはかなり迷惑がかかりますが、連帯保証人が保証会社になっている場合はもっと大変です。
保証会社は一時的に家賃の立替えをしてくれるだけなので、家賃の支払いから逃れられるわけではありません。
あなたが保証会社に家賃分の借金を背負ってるというと分かりやすいはず。
そのため、管理会社に家賃が払えず滞納してしまった場合、今度は保証会社から取り立てされます。
保証会社の取り立ては、消費者金融の取り立てとは違って取り立てに関する規制がほとんどされていないため、強引な取り立てが行われる可能性も十分にあるのです。
合鍵を借りて家の中に入ってくるのは普通ですし、それでも支払わなければすぐ強制執行に移り差し押さえをくらいます。
立ち退きを余儀なくされる
一ヶ月滞納したからといってすぐに出て行ってくださいと言われるわけではありませんが、
- 督促の連絡を無視し続けている
- 家に訪問しても居留守を使っている
など、支払う意思が感じられない場合には法的手段で対応することも。
家賃を二ヶ月なんの連絡もなしに滞納すると、内容証明が送られてきます。
内容証明は、大家さんが「あなた宛にちゃんと家賃の請求をしましたよ」という証拠として送るものです。
わざわざ証拠を残すという事は、これに応じなければ裁判する可能性もあるよと言われてるのと同じだと思っていてください。
内容証明が送られてきたのにも関わらず支払いに応じなければ、裁判所へ家賃の請求や遅延損害金の請求、立ち退きを申し立てられます。
その後、裁判で申し立てが認められればあなたは強制的に立ち退きとなるのです。
給料や家財を差し押さえられる
とは言え、家を追い出されたからと言ってそれまで滞納してきた家賃の支払いから逃れる事はできません。
滞納した分は必ずしっかり支払う必要がありますが、支払いができない場合は、差し押さえが執行される可能性があります。
次の賃貸の審査も通らなくなる
賃貸の審査のほとんどは、保証会社による審査です。
そのため、以前家賃を滞納して保証会社に連絡が入っている場合は記録として残っており、審査に通らない場合があります。
保証会社からの取り立てにも応じず、裁判になった場合は、ほぼほぼ確実に保証会社のブラックリストに登録されているでしょう。
家賃を払えないと知った段階であなたがやるべきこと
「引き落とし口座に用意し忘れた」と言った理由じゃない限り、家賃が支払えないことは事前にわかっていますよね。
なので、滞納してトラブルが起きる前に「家賃の支払いができないかも」と知った時点で、
- 管理会社への連絡
- 契約書の確認
- 連帯保証人への連絡
この3つは必ずしておきましょう。
まずはすぐに管理会社に相談する
なんの連絡もせず滞納するよりは、管理会社に直接電話をして支払い方法の相談すれば、状況を考慮して対応策を提案してくれます。
さらに、事前に連絡をしておくことで何度も電話で催促されることはありませんし、気分的にも気楽に過ごせますよ。
念のため契約書を確認しておく
家賃を滞納してしまったらどうなるのか?といった記載が必ず契約書に書かれているはずです。
契約ごとに不動産賃貸契約書に記載される内容は異なるので、必ずネット上で書かれているような対応をされるわけではありません。
前もって契約書を確認しておけば、事前に対策を打つこともできます。
管理会社への交渉がうまくいかない場合は連帯保証人に話しておく
支払いできないとわかった時点で管理会社に電話したものの、交渉がうまくいかず滞納した場合、最悪、連帯保証人に請求がいく可能性があります。
家賃は毎月の支払いの中でも大きいものなので、連帯保証人もいきなりそんだけの請求が来たら困ってしまうでしょう。
事前に話しておけば、支払い分のお金を用意する時間もあります。
あなたを信じて連帯保証人になってくれた方の信用を失わなないためにも、事情を話してしっかり返す事を約束し、迷惑かけてしまう事に対して謝罪をしておいてください。
それでも家賃が払えないならどうする?状況別に解説
管理会社に交渉して、一ヶ月待ってもらったものの一ヶ月の間に家賃分の資金が用意できないケースも多くあるでしょう。
一ヶ月の滞納なら待ってくれても、二ヶ月連続での滞納はさすがに待ってくれません。
ではどうした良いのか?以下で状況別に解説します。
失業で家賃が払えないなら公的制度を利用する
失業を理由に家賃が払えなくなった場合、失業手当の申請をした上で
- 総合支援資金
- 住宅確保給付金
- 緊急小口資金
これらを利用して、家賃の支払いが出来る可能性があります。
緊急小口資金は市役所への相談になりますが、その他は社会福祉協議会へ相談してみてください。
受けられる条件が細かく設定されているため、家賃を滞納しそうだとわかった時点で相談に行くのがベストです。
これられは国や市区町村からの援助になるため、金利も低金利または条件により無金利で借りられるため、カードローンよりもまず先に利用出来るか確認しておきましょう。
無職で家賃が払えないなら就労支援を受けるか生活保護の申請をする
このまま働かずにいると来月、再来月も家賃が払えずに強制退去になってしまいます。
なので、まずは市役所にて就労支援を受け働き口を見つけましょう。
働き口が見つかるまでに滞納した分の家賃の返済は借金に使える金策・やってはいけない金策まとめ!返済生活をどうやって終わらせる?で紹介している金策を試し、一ヶ月分の家賃の資金を確保してください。
事情があり今後も働ける見込みがないなら生活福祉課にて生活保護の相談をしてみましょう。
一人暮らしで家賃が払えないなら親に相談する
一人暮らしで家賃が払えない場合は、強制退去になってしまうとさらに困るので、親に相談して一ヶ月分立て替えて貰うのもありです。
親には言いづらいかもしれませんが、一人暮らしをしていると親も心配しますし、借金をしてるわけではなく出費が重なり今月だけ払えないなら協力してくれるはず。
もちろん借りた分は必ず返すのが前提です。
借金返済で家賃が払えないなら債務整理を検討する
家賃の支払いができない理由が借金なら、債務整理を検討した方が良いです。
家賃を滞納してるなら、おそらく借金の返済も何度も滞納してしまってるのではないでしょうか。
生活に最低限必要な費用ですら払えない状況は、債務整理をした方が良い基準でもあります。
【実体験】家賃の引き落とし前に今月支払いが厳しい事を伝えたら快く待ってくれた話
私自身も、実際に借金苦により家賃が支払えなくなったことがあります。
当時は、近々臨時収入が入る予定でしたので、それまで引き伸ばすのが可能なら何とかなりそうだったので家賃の引き落とし前に管理会社へ連絡しました。
最初は怒られるかな?とビクビクして電話をしましたが、案外すんなりと引き受けてくれたのです。
「すみません。
家賃の支払いについての相談なのですが、諸事情で今月の支払いが難しく来月末に2ヶ月分まとめてお支払いすることは可能でしょうか?」
(正確には、7月末に支払える予定があり、電話をしたのは5月の支払い前。
5月分の支払いができないので、6月に5月分の支払いをし、7月に6月分7月分をまとめて払えるか交渉しました)
「今月27日の引き落としはなしで、来月に今月分、再来月の7月に6月分と7月分のの〇〇円をお支払いいただけるということでしょうか?承知しました。
でしたら、来月の末あたりに振込用紙を二ヶ月分発送しますのでそれでお支払いください」
こんな感じですぐに了承して貰えました。
ただ快く引き受けてくれただけでなく、振込だと手数料もかかって大変だから、コンビニで払える用紙を2枚送るねといった対応もしてくれとても安心したのを覚えています。
これが何も言わずに滞納した場合だと、催促の電話やハガキに悩まされてたはず。
電話で前もって伝えておいたおかげか、引き落としできなかった後一ヶ月まったく催促の連絡もなく、催促の電話にビビりながら生活することもありませんでした。
借金返済と家賃はどっちを優先すべき?
もし、借金苦で家賃が払えない場合は、借金の返済を先にしようか、それとも家賃の返済を先にしようか迷ってしまうことありますよね。
家賃は額も大きいですし、それが一ヶ月なくなるだけで返済に充てられる金額も大きく変わってきます。
今月だけが厳しいなら借金返済を優先する
毎月ギリギリの中なんとか返済している状況で、たまたま出費が重なり今月だけ厳しいなら、管理会社に電話して一ヶ月だけ家賃の支払いを遅らせて貰いましょう。
もちろん、来月には滞納した一ヶ月分と来月分の合わせて二ヶ月分が支払える前提です。
間違ってもなんの連絡もなしに滞納するのはやめましょう。
毎月苦しいなら家賃を優先して借金問題は債務整理で解決する
しかし、今月先延ばしにしたところで来月も支払えるアテがない。「一ヶ月先延ばしにすればその間に何とかなるだろう」くらいの軽い気持ちで家賃を滞納するギリギリの生活を送っているなら、債務整理を検討してください。
今月は家賃の支払いを待ってくれて何とかなっても、また同じようなことが何度かあると、今度は対応してくれなくなります。
借金が原因で家賃が払えないなら、まずは借金問題を債務整理で解決!
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このままずっと家賃が払えず強制退去になると、今後も賃貸を借りれず住む場所がなくなる可能性だってあります。
そうなる前にまずは借金問題を解決させましょう。