この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
債務整理を考えるほど借金を抱えてるのに、”家が欲しい”なんておこがましいかもしれないけれど、いつかは一戸建てに住みたい…!
と考えていませんか?
でも債務整理してしまったら、その”いつか”もずっと遠い先の話になってしまいそう・・・
と不安を抱いているはず。
そんな“債務整理をしても一戸建てに住む夢諦めたくない”あなたに、まずは住宅ローンの審査基準や手続きの流れを理解して貰った上で、
- 債務整理後、フラット35の審査は通る?
- 完済後なら通常通りローンは組める?
- 通らない場合は家族名義ならいける?
このような疑問にお答えします。
住宅ローンの審査基準を理解しよう!
住宅ローンは、通常の借入れ審査に加えて以下のような部分が重視されます。
- 完済時の年齢(借入れ時の年齢)
- 健康状態
- 担保(購入予定の家)の評価
- その他の借入れ状況
それぞれなぜ審査に影響するのか説明していきます。
完済時の年齢
住宅ローンの場合、返済期間が長くなるのがあらかじめ分かっているため、完済時の年齢や借入れ時の年齢は重要になります。
もし、借入れ時の年齢が40歳を超えていて、そこから25年で完済予定だった場合、完済時には退職している年齢です。
退職後は収入もガクッと減る可能性が高く、返済が滞ってしまうのでは?というところが懸念されます。
健康状態
多くの住宅ローンは、団体信用生命保険に加入するのが必須条件です。
通称、団信と呼ばれるものですが、住宅ローンの契約者に万が一の出来事(死亡・高度障害状態)が起きたとき、残りの住宅ローンを保険会社が肩代わりします。
団信の申し込みの可否は、通常の生命保険と同じで健康状態が問われます。
担保(購入予定の家)の評価
住宅ローンを完済するまでは、家が担保となります。
そのため、購入予定の家の価値は借入れ金額より小さすぎないかというところも判断対象となるわけです。
もし、借入れ希望額に対して、購入予定の価値が小さい場合には、借入れ金額を減らして融資を受けられるケースもあります。
その他の借入れ状況
他の借入れ状況は、必ず審査に影響します。
特に、他での借入れの返済状況はとても重要で、延滞があったり借入れ額が大きすぎる場合には審査は厳しいかもしれません。
その他にも、スマホを分割購入してる場合や車のローンがある場合には、審査に落ちはしないものの、借入れ額が減らされる事もあります。
銀行勤めと不動産屋勤めの友人両方に聞いた実際の住宅ローン審査のお話
銀行に勤めてる友人と不動産屋に勤めてる友人に話を聞いたところ、住宅ローンの審査に落ちた人のほとんどは、共通して”消費者金融”で借入れがあったとのことでした。
また、過去に携帯電話の延滞があったというだけでも審査に落ちてしまった方もいたようです。
一番驚いたのが、免許証を紛失すると免許証に番号が記載され、それを見て複数回(3回以上)無くしてるとわかった場合、審査に影響するという話。
免許証をよく失くす=自己管理不足と捉えられるケースもあるそうです。
この話から住宅ローンは借入れ金額が大きい分、やはり審査は慎重に行われていることが分かります。
これらのすべての情報をもとに年収と照らし合わせて審査を行うので一概には判断できません。
一例ですが、限度額マックスの90万円をリボ払いしていて審査に通った友人もいます。
住宅ローンの手続きや審査の流れ
住宅ローンの審査は、先ほどお話したように担保評価も審査基準の一つになるため、住宅購入と同時に手続きが進められます。
この事前審査で、審査が通ったとしても本審査があるのでまだ確実ではありません。
また、事前審査は必ずしなければならないわけではなく、そのまま本審査だけでも構いません。
ですが、家を購入したあとに本審査をして万が一審査に通らないってことになったら困るので不安であれば審査しておきましょう。
合わせて、住宅ローンの正式な申し込みも行いましょう。
正式申し込みと同時にいよいよ本審査です。
実際に住宅ローンを借りる銀行等に出向き、書類等を提出します。
- ローン申込書
- 契約者本人の名前で家族全員が記載された住民票
- 本人確認書類
- 収入証明書
- 印鑑証明
- 印鑑証明に登録された実印
- 団体信用生命保険申込書
銀行によって聞かれることは異なりますが、ほとんどが最終確認です。
早くて半月〜1ヶ月ほどで本審査の結果がきます。
審査が通ればそのままローンの契約を結び、同時に抵当権の契約も行われます。
融資を受けたらそのまま、最初に払った手付け金や頭金を引いた残金を支払います。
全て終わったらその場で鍵を貰い、マイホームの契約は終了です。
住宅ローンの手続きと家の購入は、大体このような流れで行われています。
債務整理後に住宅ローンに通った事例はあるの?
債務整理後でも、住宅ローンに通った方は実際にいます。
ただし、債務整理後すぐには難しいです。
実際に、債務整理後住宅ローンに通った方のほとんどは、5〜10年ほど経過したあとで審査に通っています。
債務整理後は信用情報機関に5年ほど事故情報が登録されるため、5年経ち信用情報を確認して問題がなければ審査に通る可能性は高いです。
ただ、もちろんですが、5年以上経ったからと言っても、上記でお話しした審査基準に満たない場合には厳しくなります。
債務整理でも住宅ローンのフラット35の審査は通る?
フラット35の審査も、通常の住宅ローンの審査と同じように信用情報をもとに行われるため、債務整理5年間は審査は通りにくいと考えていた方がいいでしょう。
ただし、頭金を多く用意できていて、年収も高いというケースで、5年以内に審査が通った事例もあります。
完済後ならローンは組める?
債務整理後の審査は、完済だけでは判断できません。
完済したからと言っても、まだ5年経っていなければ信用情報が登録されたままなので、審査に影響します。
完済後、5年以上経っていれば審査に通る可能性は十分にあります。
債務整理後でも家族の名義を使えば…
実際に、知り合いで家族の協力のもと、債務整理後に家を購入した方がいます。
- 債務整理の種類:自己破産
- 借金額:1000万円以上
- 家の購入額:中古1800万円
- 住宅ローンの審査時期:債務整理後5年弱
- 頭金:800万円
- 年収:600万円
この条件で住宅ローンの審査に通りました。
審査に通るポイントなったのは、
- 頭金が800万円あった
- 妻の信用情報に問題がなかった
この2つです。
頭金を支払った残りの金額が年収に比べて無理なく払っていける金額で、かつ妻を連帯保証人とする事で審査に通りました。
債務整理後に頭金をここまで貯蓄できていることは稀ですが、このケース以外でも、家族であれば審査に通るのは良くあります。
自分の信用情報は家族に影響しないため、家族の名義を使えば問題ありません。
債務整理の大まかなデメリットまとめ
ここまでの話を踏まえると、「信用情報機関に事故情報が5年間登録される」のが債務整理の1番のデメリットです。
この間は住宅ローンはもちろんのこと、その他の借入れもほぼできません。
今後、住宅ローンを検討してる場合には、なるべく頭金が多くあった方が審査も通りやすくなるので、貯蓄はしておきましょう。
その為にも、“家計の見直し”は必須です。
債務整理で変化する生活を考えて人生設計をしよう
家計の見直しのポイントは、人生設計をもとに必要額を把握するところから始まります。
3年後に家の購入を考えていたのであれば、一旦計画を見直し、審査が通りやすい5年以降に家を購入する前提で人生設計をし直してみましょう。
家の購入だけでなく、教育資金も同じことが言えます。
例えば、子どもがいて、教育資金が5年後に必要な場合には、確実に教育ローンを受けられる可能性は低いのでこの5年間でしっかり貯蓄しておいてください。
債務整理後の生活の変化に合わせて、5年間は資金作りを重視し、人生設計してみましょう。
無料相談で専門家と”今後の生活について考える”
今あなたが考えてる債務整理後の生活の不安を1度メモに書き出して、専門家に相談するだるだけでも今後の人生をしっかりイメージできると思います。
東京ミネルヴァ法律事務所であれば、無料で相談でき、あなたに合った債務整理の方法を教えてくれます。
債務整理の手段によって今後の生活への影響も変わってくるため、まずは無料で相談する事から始めてください。
無料でシュミレーションしたあとの結果をもとに、あなたに最適な弁護士を紹介してくれます。
住宅ローンが組めなくなるなら債務整理をしたくないと考えていては、マイホームの夢も遠のいてしまいます。
債務整理は、生活を立て直すための制度なので、ここからしっかり人生設計をし直して再出発し、夢のマイホームを手に入れましょう。