無知は罪って本当?コミュニケーションと説明責任について | いつまでもアフタースクール
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無知は罪って本当?コミュニケーションと説明責任について

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こんにちはぶんたです。

「無知は罪」という言葉を聞いたことがあると思います。

知らない方が悪いという意味の格言ですね。

今の世の中、確かに知らない人の方が不利になるのは明らかです。

知ってるだけで、周りを一歩引き離せたり、知ってるだけで、莫大なお金を生み出せたり。

つまり、情報化社会において「知る」ということはどんなことであれメリットなわけです。

 

しかし対人コミュニケーションにおいて「無知は罪」という言葉に合わせて知らない人や知識のない人をせめるのは全くもってお門違いです。

意識していないとふとした時にやってしまうと思いますが、これは気をつけなければいけませんね。

 

では、知らない人が悪くないなら誰が悪いのか、それはもちろん知っている人でしょう。

 

本当に無知は罪なのか?

知らない人が不利益になる世界。

これは正に今の社会を表しているでしょう。

インターネットが発達した昨今、知らないことは罪であり、ノウハウや知識のある人ほど一方的に得をする情報格差が生まれています。

こうして俯瞰して捉えると、無知は罪は覆しようの無い真実です。

 

しかし本当に知らないことは罪なのでしょうか?

何も知らないだけで淘汰されてしまう社会でも、一概に知らないことが悪いわけではない状況もあると思います。

対人コミュニケーションにおける説明責任

1対1のやり取りの場合、この無知は罪という感覚は全く変わってくると思います。

むしろ知っている側に非があることが多いです。

全員が全員、同じ知識や技能を持っているわけでもないので、会話のレベルや知識のレベルを合わせる時には、より高度な情報を持っている者に説明責任があるでしょう。

「知らないなんてありえない」

というような態度はただの傲慢であり、説明していない、もしくは知識共有に誘導できていない側の責任です。

もちろん、様々な知識を持っているに越したことはありませんが、対人コミュニケーションにおいて無知は罪という言葉は覆ることもあるんです。

責任は常に指導する側にある

例えば新しく入社した新入社員がいるとしましょう。

ビジネスマナーや社則など、知らないことは多いと思います。

この新入社員にビシバシ叩き込むのが先輩社員の役目であり、部下を持った上司の義務です。これは誰だってわかりますよね?

 

しかし、こんな誰でもわかる当たり前が、日常生活や友人関係ではうまく体現できていない人も多いです。

「なんであいつはあんなことも知らないんだろう…」

そうやって友人や年下の子たちにイライラした経験はありませんか?(ちなみにぼくもあります苦笑)

仕事が絡んでないからと言ってこの説明責任から逃れられることはありません。

円滑なコミュニケーションを育むためには説明する側は注意しなければなりません。

知って、伝えることの怖さを忘れてはいけない

「まあこんな感じで話せば伝わるだろ」

という風に適当に説明してしまってはさらによくない結果を引き起こします。

人によって理解力が違うため、「3」説明してすべて理解する人と、 「10」説明しないとわからない人もいますよね。

このように相手の理解度を意識した上で伝えなければ、どんどん良くない結果を引き起こしてしまいます。

「しっかり伝えたと思ったのにちゃんとやってくれてなかった…」

こんな時悪いのは聞く側ではなく説明した側なんです。

知識があるからこそ、相手に伝えることを疎かにしてはいけません。

クレクレ君にだけはなってはいけない

さて、ここまで対人コミュニケーションにおける説明責任について書いてきました。

こういった視点では無知は罪とは言いづらいですね。

 

しかし、だからと言って情報が全て与えられるものという風に捉えるのは全くもってバカげています。

情報は自ら取りに行くものという意識だけはしっかり持っておく必要があります。

ぼくはブログをやっていることもあって、起業に関してやブログ運営に関して聞かれることがとても多いです。

ただ、見ず知らずの相手になんでも聞いてくださいなんていう風には発信していません。

月に2,3回は「これから○○するので色々教えて下さいね!」「お金は払えませんけどぼくのサービスのアドバイザーになってください!」なんて連絡がどこからかやってきます。

毎度丁重にお断りしていますが、なぜ断られるのか、ぼくの視点からしてなぜコミュニケーションを取る必要があるのかを考えていただけると嬉しいなと思います。

聞けば何でも教えてくれるなんて大間違いですよ。

話すからには説明責任があるので、しっかりと信頼に足る人だけにしか教えるつもりはありませんから。