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これから入る会社を選ぶとき、いくらブラック企業を避けようと思っても実際に入ってみないと分からない部分がほとんどです。
求人票に載っている数字の上ではホワイト企業に見えても、いざ働き始めてみると「話が違う!」なんてことは少なくありません。
かといって説明会などで実際に働いている人たちの声を聞いてみようとしても、彼らは自らの会社を背負ってきているため、マイナスな部分はうまく誤魔化されてしまいます。
では、どうすれば会社の「生の声」を聞けるのか。
有力な方法の一つは「2ちゃんねるを使う事」です。
今回はブラック企業を見分け、転職・就活の際に引っかからないようにするための方法をご紹介したいと思います。
目次
蔓延るブラック企業問題
https://www.youtube.com/watch?v=ULYFLJ5VXHE
まずはこちらの動画をご覧ください。
ホリエモンこと堀江貴文がブラック企業問題に切り込んでいるのですが、内容を簡単にまとめると以下のとおり、
- 長時間労働でも、好きでやっている人はブラックと感じない。
- 皆がブラック企業で働くことを避ければ、企業側は利益を上げられずに自然と淘汰される。
- これからは「雇ってもらう」ではなく、自分で何か生業を作り出すというマインドの変化が必要→失敗したらまたやり直せばいい!
- 雇用を生み出すのは難しい、新しい市場(マーケット)を生み出していく力が求められる。
と、全体の話は後半から「新しいことを始める力が必要になる」という方向に流れていくのですが、特に注目したいのが②の部分。
結局のところブラック企業が増える理由は、劣悪な条件であることが分かっても不景気で再就職先がない恐怖から、皆がその条件で働き続けることで、本来ならば世の中で到底残っていけないはずの企業が存続してしまうから。
かつて就職氷河期と呼ばれた時代をピークに、労働者の待遇はかなり悪くなりましたが、この時はそもそも正社員で就職することが難しいためどんなに条件が悪くても辞められず、厳しい環境に固定されてしまいました。
ブラック企業が蔓延したのは、労働市場で雇用者側に有利な状況が続いていた為です。
しかし現在は逆に、売り手市場と言われるように求職者側が仕事・会社を選ぶ時代になってきました。立場が逆転したと言っていいでしょう。
例えばこちらの「20代就職・転職におすすめな転職サイトランキングベスト11!楽しい職場で鬱にならないためには!」という記事で紹介している転職エージェントに登録してみてください。
既に転職者側が希望を出して、会社を選べるような時代になっているのです。
これからの日本では、労働者は待遇が悪ければさっさと別の仕事に移り、上の動画で堀江貴文氏が言う通りブラック企業を淘汰していくことが必要になります。
ブラック企業は2chを使って見分ける!
ブラック企業問題について軽く触れましたが、この記事の主題は「どうすれば会社の生の声を聞けるのか」でした。
これに対する答えが、2ちゃんねるを活用することです。
2ちゃんねるは、匿名であるというその特徴から、他では言えない本音を吐いている方が多数います。
実際に働いている職場環境の不条理さ・ブラックさや、過激なものになると上司のパワハラ・セクハラなどを告白している場合も。
調べたい企業が大手企業の場合
大手の場合は会社名で調べると確実に批判意見があります。
「東京の本社は比較的まともだが、目の届かない地方の支社ではブラックな労働環境が蔓延している」というケースも多数です。
もしも「過労死水準を超える残業が平気でまかり通っている」といった書き込みを見つけたら、面接で逆質問の時に「必要ならば積極的に残業にも対応しますが、繁忙期に皆さんは月どれくらい残業されていますか?」のように上手く聞き出しましょう。
調べたい企業が中小・零細企業の場合
中小・零細企業であっても、内情についての書き込みは数多くあります。
特にこうした企業は基本的に投稿者の母体が少ないため、よりリアルな情報が多いです。
中には問題のある上司の名前が載っている場合も。
面接のときに、より優秀な人を採用するため、普段より厳格な雰囲気を出す企業は少なくありませんが、それが面接の為の演技なのか、実際に職場や人格に問題があるからなのかは事前情報なしでは分かりません。
求職サイトの情報だけではなく、現場で働く人の本音まで知ったうえで面接に挑むことで、よりその会社を深く観察することができます。
先述したように現代の日本では求職者側が会社を選べる時代になってきました。
面接や説明会の場は、会社が人材を探すだけでなく、こちらが会社を品定めする場でもあるのです。
人生に関わる選択である以上、入った後に後悔しない為にも集められる情報は全て集めましょう。
実際にブラック企業かどうか見分けてみた
試しに「企業名+ブラック企業」で2chの書き込みをチェックしてみました(会社名や個人名は伏せています)。
某医療システム開発
『辞めさせたい奴に仲間と見せかけ油断させ本音を吐かせ密告・些細な粗探し、監視、盗聴、チクリ、締め上げ、無視、えこひいき、巧妙な悪だくみ、悪質なトップダウン、 分断孤立させ不利にして追い込む』
リサイクルショップチェーン会社
『リサイクル事業部門で働いていた友人が、給料の未払い、長時間にまで及んだ残業代など全く支払ってくれないと嘆いていた。
社長の○○(個人名)に電話してもシカト・・・そして着拒される始末(笑)
その友人だけでなく、他にも給料未払いでシカトされてる元従業員が数多くいるらしい。
内容証明送ってもシカトだって言ってた・・・』
情報解析会社
『会社代表と営業部の○○さん(個人名)が不倫中でなにかと面倒。 2人は隠しているが、バレバレで気持ち悪い。皆知らないフリしているが本当吐きそう。
一方、代表を味方につけて自己評価を勘違いしている○○さんは、社内で大暴れしていて大変迷惑!何しても怒られないことが自慢らしい。
ちなみにこの件が主要因で辞めた先輩が2人います。』
少し調べただけでもこれだけ出てきます。
これらは本来はその会社で実際に働いてみないとわからない本音です。
個人名が出ている時は、説明会や面接のときに本人と思われる人物がいたら注意深く観察し、自分の目で見極める必要があります。
ブラック企業の多い業界はどんなジャンル?
こうした情報も踏まえたうえで、日本でブラック企業が多い業界というのはいくつかに絞られます。
今回はその中でも特にブラック企業が多い業界を3つご紹介します。
飲食業界
一度でも働いたことのある人ならばそのブラック企業体質は知っているはず。
大手であればあるほど薄利多売で利益を上げる傾向にある為、そのしわ寄せは下の立場の労働者へ向けられます。
「食事は誰でも行う生活必需品だから、不況に強い」とはよく言うものの、実際に不況になると人々は外食を控え、自炊の場合でも贅沢な食料品は買わなくなるため、価格を下げざるを得ず、そのイメージほど安定した業界でもありません。
そのブラック企業体質は非正規労働者であるアルバイトにも向けられ、「ブラックバイト」なる言葉が当てはまるのも、多くが飲食業界です。
就職の際に選ぶときは十分注意しましょう。
土方系業界
まず他の仕事に比べて肉体労働の色が濃く、ケガや病気で働けなくなると一気に収入が減るというリスクを抱えた業種です。
東京五輪による建築やインフラ整備などから現在は需要が多く、相対的に働く人が少ないために違法残業や激務がまかり通ってしまい、最近でも20代男性の過労死がニュースになったりと、ブラックな業界であることは広く知られているところでしょう。
また、どうしても働く人の層が偏っているため、かなり体育会系の精神論が根底にあることが多いです。
合わない人にとっては苦痛な業種でしょう。
IT業界
もともとホワイトカラーの仕事というイメージが強いですが、これはもう昔の話です。
末端のシステムエンジニアはひたすら上からの指示に従うことしかできず、納期の関係もあってかなり過酷な業界です。
下請けになればなるほど単純労働の色合いが強く、どちらかと言えばブルーカラーな仕事に近いことから「IT土方」とも揶揄されます。
とにかく上に対して弱いため、無理難題を吹っ掛けられてもNOが言えず、結果的に長時間残業や休日出勤が発生してデスマーチになることも。
本来の土方系と違い、IT土方はある程度の専門知識が必要とされることから労働力不足が目立ち、それでも労働環境が改善されず使い潰されることが多いため、肉体労働ではないとはいえども過酷であることに違いはありません。
きちんと労働環境が整っているかどうか、入念なチェックが必要です。
ブラック企業には絶対就職してはいけない!
始めに載せた動画の通り、働く側が行動を起こせば、ブラック企業は本来は淘汰されるはずです。
それでもブラック企業が無くならないのは「どれだけ環境が悪くても働くひとがいるから」です。
仕事に全力で尽くすことが美談になるのは、会社側がそれに見合った待遇をするときだけ。
ただひたすら薄給で過酷な労働を強いられているうちに、精神的・肉体的に追い詰められ過労死に至ってからでは遅すぎます。
今現在こうしたブラック企業で働いている方は、すぐに転職にむけて行動を起こしましょう。
こちらの「20代就職・転職におすすめな転職サイトランキングベスト11!楽しい職場で鬱にならないためには!」という記事を参考に転職エージェントに相談するのがおすすめです。
大手の転職エージェントであればあるほど、ブラック企業を紹介したら看板に傷がつきますからね。
無難にマイナビエージェントに登録しておくのがおすすめです。
人を使い捨てるような会社には絶対に就職してはいけませんよ!