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債務整理後の生活はどう変わる?手続き毎に比較してわかりやすく解説

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債務整理を考え始めたとき心配になるのは、

「債務整理したあと今まで通り暮らせる?」

「債務整理したことが原因で就職の面接に落ちることはある?」

「会社にバレたらクビになる?」

このような生活への影響ですよね。

なんとなく、「債務整理」という言葉のイメージだけで、暗い未来を想像してしまうものです。
「普通の人生が送れなくなる」と漠然と考えている人も少なくないほど。

 

しかし、本来、債務整理は「借金で困ってる人の生活を立て直すチャンスを確保する」ための制度です。
結論から言うと債務整理をしても今後、生活ができなくなるほどの不都合はありません。
それでもやっぱり、ちょっとした不便さがあるのも事実。

 

この記事では、今後の生活が心配なあなたのために、次のような不安にお答えします。

  • 債務整理は手続きによって今後の生活への影響に違いはあるのか?
  • 債務整理後はどのくらいの期間で借金がすべてなくなるのか?
  • 生活の中で制限される細かい影響について

 

債務整理は手続きによってその後の生活が大きく変わる

 

そもそも債務整理はどんな手続きがあるの?って場合には、先にこちらの「最適な債務整理の手続きがひと目でわかる!4つの借金整理の手段をわかりやすく解説」でそれぞれの違いについて解説しているので見てみてください。

 

債務整理をした場合、どの手続きを選び、「借金をどこまで整理したのか」によって今後の生活への影響が大きく変わってきます。

 

例えば、任意整理は基本的に利息だけをカットするので、借りた分の元本は自分で返さなければいけません。

一方で、自己破産はすべての借金がなくなるため、自分で返済する借金はゼロです。

この2つの大きな違いは、「借金を返すか、返さないか」にあります。

あなたがお金を貸している側だとしたら、「借りたお金を1円も返さない人」と「借りた分は頑張って返す人」では、どちらが信用に値するかは一目瞭然ですよね。

この違いは社会的信用にも大きく関わるので、「どんな方法で借金を整理をしたか」はかなり重要で、今後の生活が大きく変わる原因になるわけです。

中でも、

  • ローンの審査は通るのか?
  • クレジットカードは作れるのか?

については非常に気になるところだと思います。

それぞれの債務整理の手段ごとにどのくらい影響があるのか見ていきます。

 

1番軽い手続きの「任意整理」では

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先ほど軽く話しましたが、任意整理は「借金そのものではなく、借金に付く利息や滞納したものに対する損害遅延金をカットする手続き」です。

借金自体はすべて自分で返さなければならず、「借りた分だけでも自分で返そうとしている」ことが少なからず評価されます。

この評価により、債務整理後に制限される生活への影響も小さく済みます。

※あくまでも債務整理の中での評価なので、借金を整理することが評価されるわけではありません。

借金による生活費の圧迫は?

任意整理後も返済はまだまだ続くわけですから、月々の返済額が多ければ多いほど、当然、生活費も圧迫されます。

とは言え、任意整理前に比べると、多くの場合は月々の返済額の負担も減っているので、以前よりは豊かな生活が送れているはず。

任意整理の場合、すべての借金を債務整理する必要はないので、もともと持っているクレジットカードのうち、債務整理の対象にしなかったものは任意整理後も使えます。

 

ただし、クレジットカード会社は信用情報を定期的に確認し更新時期を設けているため、途中で使えなくなるリスクには注意すべきです。

その他にも、

  • 新しいクレジットカードは作れない
  • 携帯(スマホ)の分割審査に通らない
  • 車、住宅ローンが組めない

などの影響がでてきます。

携帯(スマホ)に関しては、今までの携帯を使い続けることは可能です。

もしも新しく他の機種に変えたくなったら、機種代金を一括で購入できれば問題なく機種変更できます。

 

他にも、賃貸契約などは信用機関の事故情報を見ることはないため、家賃の滞納さえしていなければ、「入居の審査」に影響することはありません。

ただ、すべての債務整理に言えますが、賃貸契約自体は問題ないものの保証会社や保証人探しには苦労することは覚悟しておいた方がいいでしょう。

 

信用機関に事故情報が登録される期間は多くの場合5年(~10年)ほどです。

期間を過ぎればクレジットカードが作れたり、ローンの審査に通ったりする可能性はもちろんあります。

※審査の際には、生活(仕事)の状況も審査に影響するので、すべての人が可能というわけではありません。

 

返済期間の目安はどのくらい?

任意整理に限らず、債務整理の手続きは、基本的に3〜5年の分割払いで債権者(お金を貸した人)と和解します。

多くの場合は、3年で返済することを求められるため、返済期間の目安は3年を見ておくと良いでしょう。

 

しかし、借金額が多く3年では月々の負担が大きい・・・

という場合には、弁護士と相談して、5年での返済で和解できる可能性もあります。

 

職業は変わる?変えた方がいい?

任意整理では、職業が制限されることはありません。

「周りの人に知られるリスク」もほとんどないため、会社の人にバレて居づらくなるかも・・・という心配も必要ないです。

なので、そのまま今勤めている会社で働き続けることもできますし、転職活動にも影響しません。

 

借金を最大5分の1に減額!資産は残る「個人再生」

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個人再生は、任意整理のようにすべての借金を返す必要はありませんが、借金全体のうち、一部の借金は自分で返さなければいけません。

簡単に説明すると、「全額は難しいけど、一部だけでも何とか返します」という債務整理手段です。

それに合わせてあなたの受ける影響も、「すべて自由にはできないけど、一部は制限をなくしてあげるよ」となります。

では実際に、どのような影響があるか見ていきます。

借金による生活費の圧迫は?

個人再生は任意整理よりも重い債務整理の手段なので、任意整理で制限されていることは、同じように制限されます。

  • 新しいクレジットカードは作れない
  • 携帯の分割審査に通らない
  • 車、住宅ローンが組めない

などは、もちろんのこと、もともと持っていたクレジットカードも使えません。

ただし、使用していない(借り入れがない)クレジットカードは、債務整理の対象にならないので使える可能性があります。

この部分は少しややこしいのですが、個人再生はすべての債権者(お金を貸した人)を平等に扱わなければならないことが関係しています。

 

例えば、「A社は支払いが追い付かないから債務整理したいけど、B社はあと少しで返し終われるしそのままでいいや」というような不平等な扱いができません。

上記により、もともと持っているクレジットカードを少しでも使用していると債務整理の対象になり、今後使うことはできません。

なので、債務整理後も使えるクレジットカードは「使用していない(または個人再生前にすべて支払い終わっている)」クレジットカードのみとなるわけです。

ただし、任意整理と同様にクレジットカードの更新はできません。


クレジットカードは作れませんが、その分月々の負担もかなり減らされますので生活費への圧迫は少ない方です。

 

問題となってくるのは、携帯です。

携帯を分割(ローン)で購入している場合はお金を借りているのと同じになるので、債務整理の対象となります。

分割の残りをすべて完済しないまま個人再生による債務整理を行うと、携帯は解約しなければなりません。

 

また、携帯の料金を滞納している場合も同じように債務整理の対象となります。

この場合、携帯会社は信用情報を共有しているので、今後、新規契約するのは難しくなるのが現状です。

 

ですが、個人再生をする前に携帯の未払い料金をすべて払い、債務整理の対象にならないようにすることで対処できます。

 

返済期間の目安はどのくらい?

個人再生も任意整理と同じく原則3年での返済です。

 

ですが、特別な事情がある場合には、5年での返済が認められます。

「借金が減額されたから分割したら1年以内には払い終われそう」という場合でも3年で支払わなければなりません。

1年でそれだけ支払えるなら「減額した分もう2年上乗せできるでしょー!減額した意味がない!」となりますからね。

 

職業は変わる?変えた方がいい?

個人再生の場合にも、職業に制限はないので職業は変わりません。

ですが、しばらくはローンでの契約はできなくなるため、一括購入できるほどに貯金を備えておく必要があります。

できるだけ年収を増やせるようにいくつかの転職サイトに登録しておきましょう。

こちら「転職ならお金を第一に考えよう!給与交渉に強いおすすめ転職エージェント10選」の記事で、おすすめできる転職サイトを紹介しています。

今までの仕事を続けていては、入ってくる収入も変わらないので、また同じように借金する恐れがあります。

それを避けるためにも収入をアップさせ、自分の収入だけで生活できるように整えておくと安心です。

また延滞したらどうなるの?

個人再生後の支払いを1回でも延滞すると、借金総額の10分の1以上を占める債権者は裁判所に再生計画の取り消しを申し立てられます。

 

つまり、借金総額が100万円ある場合、A社に10万円以上借金があれば、A社は申し立てることができます。

1回だけ支払いを忘れたのであれば許してくれることも多いですが、2度3度となるとさすがに債権者も黙ってはいません。

 

「じゃあ借金総額の10分の1以上ない債権者に対してなら延滞しても大丈夫なのか」

と思われるかもしれませんが、その場合訴訟を起こされる可能性があるため、延滞はしないようにしましょう。

借金の返済ができる見込みが薄いようであれば、個人再生よりも自己破産を検討した方が良いです。

 

借金と共に全財産を失う「自己破産」

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自己破産はすべての借金をなくすための手続きであるため、その分、制限されることも多くなります。

貸したお金をすべてなかったことにしてくれというわけですから、当然、信用問題に大きく影響します。

とはいえ、生活が全くできないレベルで制限されることはないので安心してください。

実際にどのような制限がされるのか見ていきます。

 

職業は変えざるを得ない?

自己破産の場合、他の債務整理の手段と違い職業の制限があります。

弁護士や税理士などの士業はほぼほぼ就職できません。

他にも一部の職業が制限されるため、職業制限に当てはまる職業に就いてる場合には、速やかに就業先に伝える必要があります。

 

1度自己破産してしまうと、7年は自己破産することができないので、今後の生活を経済的に安定させるためにも、仕事はかなり重要になってきます。

個人再生と同様に、できるだけ年収の高い職業に転職することでリスクを回避しましょう。

職業制限のある職業に就いている場合には、転職先も考えなければならないため、いくつか転職サイトに登録しておくとスムーズに今後の生活を立て直す計画ができます。

 

また、自己破産すると国が発行している官報に氏名が載ります。

官報を見る人はあまりいませんが、周りにバレるリスクはゼロではありません。

会社の人にバレていづらくなった・・・なんてときのために逃げ道を確保しておくと安心できます。

 

借り入れやクレジットカードも作れない?

自己破産ももちろん借り入れやクレジットカードの新規作成はできません。

自己破産は債務整理の中でももっとも想い手続きなので、信用も1番低いです。

お金借りたけど返せない人に、「もう1度お金を貸してもいいかな」とはなりませんよね。

個人再生と同様に、使っていないクレジットカードは自己破産後も使える可能性はあります。

 

しかし、事故情報が登録されているため、定期的に事故情報を確認しているクレジットカード会社にはすぐにバレてしまいます。

自己破産していることが分かるとクレジットカードの契約が切られる可能性も高いです。

 

家族がいても生活はできる?

債務整理の目的は生活を立て直すためのものですので、もちろん生活はできます。

ただ、自己破産したことで家族の生活に影響は全くないよとは断言できません。

 

一般的に自己破産は家族への影響はないと良く言われますが、「信用情報に関しての影響はない」というだけで、生活に関する影響は重要視されてないのがほとんどです。

 

しかし、親が自己破産したことがある子どもの立場からすると、生活への影響は無視できないところ。

実際に家族が自己破産したときの生活へのリアルな影響を「【実録】10年以上に及ぶ債務整理の家族への影響を子供の視点で語る」で綴っています。

 

今もし借金で苦しんでいるのであれば、早めに債務整理をして家族への影響を最小限に抑えることをおすすめします。

そのまま借金が膨れ上がるとそれに伴い家族の生活への影響もどんどん大きくなる一方です。

 

債務整理に関するQ&A

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ここでは、債務整理に関するよくある質問にお答えします。

家族にも信用情報は影響する?

あなたが債務整理をしたからと言って、家族の信用情報には影響しません。ただし、お子さんが奨学金を借りるような場合、親のあなたは連帯保証人になることはできません。

 

携帯は分割で払えなくなる?

信用機関に事故情報が登録されるため、それをもとに審査を行う「携帯電話の分割」は組めません。

 

クレジットカードはいつから作れるの?

債務整理手続き後はクレジットカードは作れません。1番軽い任意整理でも信用機関に自己情報が登録されます。

 

住宅ローンや車のローンは厳しい…?

借り入れはすべてできなくなります。ですが、債務整理後5年(~10年)経つと信用情報が回復するので、一生ローンの審査が通らないわけではありません。

 

今までと同じ生活を送りたいなら「任意整理」

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債務整理には4つの方法がありますが、生活への影響を最小限に抑えたいのであれば、1番軽い「任意整理」がおすすめです。

 

何度も言いますが、任意整理は借金そのものがなくなるわけではないので、早めに決断しなければいけません。

借金が膨れ上がってから「任意整理をしよう」と決断してももう手遅れです。

 

でもやっぱり債務整理は・・・と決断できないのであれば、今現在の借金がどのくらいあるのか確認し、すべての借金額を足して36で割ってください。

そこで出た金額が任意整理後にあなたが月々返済する金額です。

それを3年払い続ければ借金はなくなり、人生が再出発できます。

払えるかも!と思ったのであれば、まだ間に合います。

 

逆に「まだ決断しなくても平気かな」と思った場合には、あなたが今後月々に返済できる金額を考え、その金額に36をかけてください。

そこで出た金額があなたが任意整理をできる限界の借金額です。

借金を抱えていると、自分がいくら借金があるのかすら目を背けたくなりますが、いつまでも逃げていては、自己破産以外の解決方法がなくなります。

今まだ、債務整理の手段が選べるうちに決断して、今後の生活への影響を最小限におさえましょう。

 

すでにもう支払えない金額まで来てしまっているのであれば、早めに法律の専門家にご相談してください。

 

一度重すぎる借金の重圧から逃れたいなら「自己破産」

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借金が膨れ上がりすぎて手に負えないなら自己破産を検討しても良いでしょう。

自己破産は世間的にヤバいものというイメージがありますが、正当な借金解決の手段です。

一口に借金と言ってもその理由は様々。

ある日突然大きな借金を背負う事になったなんて人も中にはいるのではないでしょうか。

解決法として、自己破産を選ぶのも1つの手だと思います。

毎日借金の返済に追われ、身も心も衰弱しているくらいなら、自己破産して1度リセットする方が賢い選択。

生活への影響について話しましたが、借金に悩まされている苦しい毎日に比べたら先の未来は明るいものです。

自己破産の手続きは自分ではできるものではないので、法律の専門家にご相談してください。

 

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診断後に、あなたに合った弁護士事務所を紹介してくれます。

債務整理を決断するのが早ければ早いほど、借金に悩まされる日々も短くなります。

今後の生活への影響も心配ですが、まずは今の生活を立て直すことから考えましょう。

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