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いつまでもアフタースクール

放課後が待ち遠しかった学校生活。ぼくにとっては今も放課後。だから楽しく生きていけます。主にオピニオン、10代20代への起業論を発信していきます。

お小遣いをもらえなかった中学生がオタクビジネスで荒稼ぎした話

起業論 ロジカルシンキング

こんにちは起業家ブロガーのぶんたです。

ぼくは今いくつかの事業をやっていますが、おそらく一定のビジネス感覚はあるつもりです。

「そういえばこの感覚ってどこから来たものなのかな?」とそのルーツを辿るため、昔のことを思い返してみました。

 

ぼくは幼少の頃から芸能界で子役をやっていたこともあるのですが、考えてみれば芸能界だけがこの感覚を作り上げたわけではなかったんだと思います。

これは中学生の時の話。

ちょうどとある一件で稼ぎ口が無くなってきた頃、ふと思いついたビジネスの話です。

 

お金はないけどモンスターハンターが欲しかった

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こちらの記事でも書いているのですが、ぼくは子供の頃お小遣いを貰っていなかったんです。

じゃあどうやって生活していたのかと言うと、自分が仕事をした子役のギャラを貰っていました。

場合によってはかなり多額の金額が動くので小学生の自分はお金のために本気で取り組んでいたのを覚えています。だってお金がなかったらゲームもカードも買えませんからね。

 

しかし中学生になると、以前よりオーディションや仕事が貰えなくなってしまいました。

原因は声変わりで、男性子役の世界だとよくある話なのですが、自分の声変わりに演技を近づけられず、消えていく人が多くいるのです。ぼくは正にその例でした。

それでもなんとか仕事を取りに行く姿勢で、一つ一つのオーディションをより一層対策を練って挑んだので受かる確率は上がりました。

しかし如何せんオーディションの数が少ない。

打席に立とうにもその打席が無いんです。これじゃどう足掻いても限界があります。

 

「お金がない次のギャラが入ったらそれ以降お金が入ってくる保証がない

当時のぼくは中学生ながらに焦っていました。この頃はモンスターハンター全盛期。周りはPSPソフトの話で持ち切りでしたが、ぼくはそもそもPSPを持っていません。

どうにかして周りの友達についていきたい思いと、羨ましさに親を恨みましたが、そもそもそういう約束でお小遣いを貰わなくなったのはぼくです。誰かに八つ当たりしても何も解決しません。

 

貯金はそんなに無く、これを使えばPSPは買えても遊ぶお金は残りません。

さて、どうするか。考えに考えたぼくはここであることに気づきます。

「お金は使うから無くなるんだ。お金を使ってお金を増やせばいいんじゃん」

こうしてぼくの初めての商売が始まります。

 

2週間で15,000円稼ぐ中学生

この感覚はたまたま小学生の頃、父親に買わされたライブドアの株の発想から出てきました。

当時は特にギャラの使いみちもなかったので、父親の言われるがままに株を買い、数千円儲けたことがあります。

要するに安い時に買って高い時に売るわけですね。

こういった値動きがあるものが現実世界でもあるのではないかと考えました。

 

すぐに思いついたのは母親がやっていたヤフーオークションです。

早速ネットでヤフーオークションのホビーカテゴリを見てみます。すると出てくる出てくる。

当時流行っていたデュエルマスターズカードがわんさか出てきます。

ぼくは持っていたカードの中から、お金になりそうなカードを母親のIDを借りてオークションに出品しました。

そして2週間後にはたった10枚ほどのカードが15,000円の札に化けていました。

 

これで味をしめたぼくは、まずオークションで人気のカードをメモし、友達で同じカードを持っている人達をひたすらリストアップしました。日が合えばすぐ交渉。

自分の手持ちのカードで交換したり、時には弟に「友達にこういうカードを持っている人はいないか?」と探させ、報酬としてカードを大量に渡したりという人海戦術でとにかく片っ端から売れそうなカードを集めては出品を繰り返しました。

これで月1万円以上稼げる時もあり、当時のぼくからしたらウハウハでした。

 

が、しばらくするとこの方法も使えなくなります。

いくら弟を使っても自分が動いても、資源はいずれ枯渇してきます。半年も経つと仕入れと販売のバランスが保てなくなりました。

状況打破のために近くのカードショップを片っ端から周り、売れるリストと照らし合わせてカードを購入するも、利益率は圧倒的に下がってしまいました。

 

稼ぐ意欲はらき☆すたに全てもっていかれました

「他の手法を考えないと…」とは思ったのですが、絶望したぼくが逃げたのはアニメでした。

こちらをご覧ください。

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みなさんは「らき☆すた」をご存知でしょうか?

 

なぜかはわかりませんがぼくはこのアニメにハマりました。

「次の一手が浮かぶまでとりあえずアニメの海に溺れよう…」

そう思い、ぼくは片っ端からアニメを物色するただのアニオタになりました。

放課後は毎日の様にアニメイトに通い、ネットをチェックし、もってけセーラーふくを踊る日々が続きました。

当然稼いだお金はアニメグッズに消えていきます。

なぜあれだけ欲しかったPSPにハマらず、もってけセーラーふくを日夜踊っているのかは全くわかりませんでした。

体力がなかったぼくはこのために一時期毎日腹筋を200回続けるという謎の執念をみせたのを覚えています。

もっていかれたのはセーラーふくではなく、稼ぐ意欲でした。

 

数ヶ月後にはフィギュアとポスターで埋め尽くされた部屋に住んでいました。

極めつけはかがみん(ぼくの好きなツンデレキャラ)の限定等身大タペストリーをヤフオクで高額で落とし、ベッドの真上の天井に貼って「ああ、かがみん、おはよう」と毎日好きなキャラのパジャマ姿を見れる幸福に耽っていました。

 

稼ぎ出すきっかけもらき☆すたが全て教えてくれた

そんな生活が続いたある日、底を尽き始めた財布と共に中古ゲームソフト店を訪れた時のことです。

なんと部屋に貼ってあるタペストリーが封入されたらき☆すたの限定版ゲームソフトが中古ソフトの片隅に鎮座していました。

「えっ

手にとって値札を見ると、ヤフオクで買ったタペストリーより全然安い。

これはバラして売れるのでは?と思ったぼくは早速ソフトを購入し、中の特典をバラしてヤフオクに出品しました。

結果は想定通り。中古で買った価格の倍の金額に化けました。

 

ここから一気に火が尽き、有名なソフトやラノベの限定品を片っ端から調べました。

 

オタクは限定に弱いです。

「初回限定盤などを買って半年寝かせ、価格が釣り上がった頃に放出すれば荒稼ぎできるのでは?」と仮説を立てました。

 

元々らき☆すたのおかげでアニメ作品は片っ端から見ていたのでその辺の知識は万全。

興味のないソフトも片っ端から買いあさり、ソフトだけ開けずに売れば新品と500円程度の差額しか損をせずに限定特典が手に入ります。

しかし限定特典は上手くいけば1万円前後、あまり高値にならなくても3000~5000円で売れるんです。アマガミにはお世話になりました。森島先輩最高です。

この作業を繰り返し、とにかく限定と名の付くアイテムをこれでもかと集め、ヤフオクで販売を繰り返しました。

 

先生にアニメグッズを売ったことからビジネスの本質を知った

同時に学校ではアニメ好きな人を集めるためにいくつかの施策を取りました。

オタクは普段日の目を浴びない分、現実世界での同族との団結力が凄まじいです。

放送委員だったぼくはお昼や放課後の放送を使って、アニメソングを流して少し目立ったポジションを獲得。

これに釣られて集まってきた人とコミュニティを作りあげて、そこで自分のおすすめのアニメやグッズについて解説し教育を行いました。ここから自分の持っているアイテムを販売しました。

驚いたのはエヴァの限定グッズを理科の先生が買ってくれたことです。

「年齢は商売に関係なく、教育を行えば商品は売れる」ということをこの時目の当たりにしました。

 

と、こんな感じでこれとは別に子役の仕事をしていたこともあり、お小遣いがなくともお金には困らない中学生活を送れました。

 

感覚を養えば中学生だろうがビジネスはできる

振り返ってみるとこの辺りからビジネス感覚を養っていたのかなーと思います。

「先を見て予測し、仮説を立てて、実行する。検証データを元に更なる改善を行う」こういったPDCAサイクルの徹底と「日常から需要の可能性を見つける」「自分の強みを理解して活かす」この要素がうまーく絡み合ってビジネスは立ち上がります。

 

中学生の時はビジネスという感覚はなく、どちらかと言うとちょっと悪いことしてる感があったのですが、あの体験のおかげで今のぼくがいると考えると本当に面白いです。

 

もし「何かビジネスをやってみたい!」という人はまず自分が物を買う理由を考え、こういったスモールビジネスの展開を計画してみると良いです。好きなものだと、より一層思いつきやすいしね。

 

振り返ってみると、人って昔からやっていることは変わらないのかもしれません。そんな中学生の頃の話でした。